食毒性学研究室では卒業研究の課題として、薬膳食材を用いたレシピ開発し、実食して薬膳食材の効能を体験する取り組みを行っています。近年は、数ある薬膳食材の中で、“体表を開いて発汗を促進、体内毒素や老廃物の排出をさせやすくする”食材「解表類（げひょうるい）」に着目し、レシピ開発を行っています。解表類は「辛温（しんおん）解表類」と「辛涼（しんりょう）解表類」とに分かれます。「辛温解表類」には発汗作用が強いものが多く、寒気を伴う初期の風邪（冬風邪）に用いられます。「辛涼解表類」は体を冷やす作用があり、発熱を伴う初期の風邪に効果があるとされています。
今回は「辛温解表類」である「生姜」と「シナモン」を用いたデザートレシピを３つご紹介します。クリスマスパーティーのデザートにいかがでしょうか?
 

【アップルジンジャーパイの考案者：笹沼さんのコメント】
冷凍のパイシートを使うことで、オーブンがなくてもトースターで作れるように工夫しました。コンポートはパイの具にするだけでなく、細かく切って汁ごと紅茶の中に入れたり、ホットヨーグルトに添えるなどのアレンジもできます！
 

【シナモン香るスイートパンプキンの考案者：早川さんのコメント】
シナモンの甘い香りと濃厚なかぼちゃの味のアクセントになるように生姜を加えました。
また、ドライフルーツを練りこんだり、リンゴのコンポートを中に包むなど様々なアレンジを楽しむことができます！

 

【シナモンクルミのパウンドケーキの考案者：岩田さんのコメント】
シナモンは匂いも味も強いので、クルミやバナナと組み合わせることで、子供でも食べやすくなるよう工夫しました。また、親子で一緒に作ることができ、上にのせるフルーツをお好みの物に変えるなど様々な工夫やアレンジを楽しむことができます！

研究室紹介ページURL:
www.josai.ac.jp/education/pharmacy/nutrition_dep/laboratory/syokudokusei.html
ハッシュタグ：
lab.naninaru.net/seminar/U25800/josai_pharmacy_wada

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