カリキュラム
コンピュータ技術を備えた物質科学研究者?技術者を養成する特色あるカリキュラム
- 院生すべてがコンピュータ技術に精通するために、コンピュータ関連の専攻共通の4科目が必修です。
- 研究者?技術者として、将来産業界で活躍するための視野を拡げるために、企業人を講師とするサイエンスビジネスセミナーを専攻共通の必修科目として開講しています。
- 修了に必要な単位数は物質科学特別研究(修士論文)10単位を含み31単位です。これは中学校教諭専修免許状(理科)および高等学校教諭専修免許状(理科)の取得要件を満たします。
カリキュラムの構成
専攻共通
必修科目
物質科学のための情報科学特論(演習を含む) | 計算機の構成、動作ロジックを学び、またアルゴリズム等、基本情報処理技術者試験程度の知識を演習を交えて修得する |
---|---|
物質科学コンピュータ言語特論(演習を含む) | プログラミング技術について、C言語を中心に理論と実用のバランスをとりつつ演習を通して学ぶ |
物質科学計算機代数特論(演習を含む) | 自然科学の進歩にとって重要な要素である数式処理技術をMapleを用いて修得する |
物質科学多変量解析特論(演習を含む) | データから有用な情報を引き出すための統計理論、統計手法を学びExcel統計ソフトを用いてデータを解析する |
サイエンスビジネスセミナー | 企業人自らの成功談?失敗談を通じて、威尼斯赌博游戏_澳门威尼斯赌场で学ぶ知識?技術?経験を実務における知恵に転化するための事例を通じて、将来の研究者?技術者としての視野を拡げる |
物質科学特別演習I、II | ゼミ、文献の購読など |
物質科学特別研究 | 修士論文作成 |
選択科目
物質評価学特論 | 機能性材料や複合材料など材料開発分野で必要不可欠な物質の特性を正しく評価するための基礎知識を学ぶ |
---|---|
物質科学計測統計学特論 | 統計学特に多変量解析の、化学計測への応用について学ぶ |
物質構造部門
選択科目
分子集合体論特論 | 分子会合体の構造や特有な反応性について解説する |
---|---|
材料力学特論 | 材料の性質を力学的見地から解説し、構造物の設計に関する基礎的知識をマクロな視点から修得する |
ナノカーボン化学特論 | ナノカーボンの構造?物性?応用について解説する |
物質機能部門
選択科目
光ナノ科学特論 | 分子?ナノ粒子と光の相互作用を理解するために必要な量子力学を学ぶ |
---|---|
反応物理化学特論 | 化学反応性や立体選択性を研究する際に必要となる分子軌道論の基礎知識を解説する |
光機能材料物性特論 | 金属や半導体結晶の光学的物性や電気伝導性をバンド理論をもとに解説する |
分子設計部門
選択科目
合成有機化学特論 | 炭素骨格の形成反応を中心に有機合成に特有な手法を学ぶ |
---|---|
量子化学特論 | 物質科学の具体的な問題に量子化学がどのように応用されるかを学ぶ |
天然物有機化学特論 | 生理活性物質の合成、反応性から有機合成の手法を学ぶ |
有機機能化学特論 | 有機材料の物性設計と評価法に加え、合成手法について学ぶ。 |
生体物質科学部門
選択科目
生体分子分光学特論 | 波動方程式の取り扱いを理解することで、ラジオ波(NMR)、マイクロ波、赤外、紫外?可視領域の分光法を統一的に理解する |
---|---|
環境生命化学特論 | 分子進化学の方法論や進化機構を理解するために重要な集団遺伝学的概念について解説する |
生体分子化学特論 | 核酸、タンパク質、脂質、糖質などの生体分子の構造や機能を分子レベルで理解する |