熱分析装置 Thermo Plus2 series
機器名?型式 | 熱分析装置 Themo Plus2 series |
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メーカー名 | (株)リガク |
納入会社名 | (株)リガク |
機器管理責任者 | 上田秀雄(所属) 薬?病院薬剤学講座(内線2775) |
設置場所 | 機器分析センター101室 |
文部科学省助成機器 | ○ |
納入年月日 | 2008年3月28日 |
測定責任者 |
1. 本機の特色と性能
本装置は温度変化による物質の諸現象(脱水、分離、酸化、還元、吸着、吸湿、昇華、蒸発、沸騰、および着火など)を明らかにし、物質の定性、定量することを目的とした熱分析装置である。示差熱分析(DTA)とは、試料が物理的変化あるいは化学的変化を起こすときに試料内に発生する熱変化を試料と基準物質との温度差の形で検出する測定技術である。一方、示差走査熱量計(DSC)は物質の温度を連続的に変えていったときに生じる物理?化学的変化に伴う熱の出入り(吸発熱)を定量的に測定する装置である。本装置はこれら(DTAとDSC)に熱天秤(TG)を組合せた基本構成、すなわち示差熱天秤(TG-DTA)(型番号-TG8120)及び差動走査熱量天秤(型番号-DSC8230)より成っている。TG-DTA及びTG-DSCの使用温度範囲はそれぞれ、室温~1,000℃及び10~500℃である。さらに測定目的、使用温度範囲によっては、試料ホルダーユニット、試料容器、及び電気炉ユニットを交換することでより広範囲な熱分析が可能となるが、試料容器の種類等によって測定可能な温度範囲が制限されるので、取扱説明書等を熟読し、使用できる範囲内で使用する。
本装置の特徴は、試料の重量変化を従来の装置と同様な㎎表示のほか、試料の初期重量に対する増減比を直接記録する%表示ができ、さらに付属微分回路により重量変化速度(mg/sec)でも表示が可能である。また、本装置は耐震性、昇温ドリフトの減少などにも優れており、きわめて高感度の測定が可能である。
本装置の特徴は、試料の重量変化を従来の装置と同様な㎎表示のほか、試料の初期重量に対する増減比を直接記録する%表示ができ、さらに付属微分回路により重量変化速度(mg/sec)でも表示が可能である。また、本装置は耐震性、昇温ドリフトの減少などにも優れており、きわめて高感度の測定が可能である。
2. 付属装置とその用途
- 本装置は、Thermo plus EVOステーションというWindows版の熱分析ステーションによりオペレーションを行う。その特徴として、①汎用されているWindows環境で熱分析走査が可能である、②市販のソフトウェアへのデータリンク、データ転送、カット&ペーストなどが可能である、③最高使用温度を規制するリミッター機能、設定温度と使用試料容器のアンマッチを警告する入力ミス防止機能など、各種保護機能を備えている。
- 高低温用サーキュレータを付属しており、室温以下(概ね10℃)からのDSC測定が可能である。
- 試料を充填した試料容器にふたをかぶせ、これを圧縮して試料をパックするためのサンプルクリンパ及びサンプルシーラーを付属している。
3. 使用規定および使用上の注意
- 管理機器Web予約システムより予約し装置を利用する。
- 使用法については据え付けの取扱説明書をよく読み、不明な点がある場合は機器管理責任者に問い合わせること。なお、本装置をはじめて使用するものは、必ず機器管理責任者または装置の使用法を熟知した教員の指導下で使用すること。
- 装置使用後は所定の記録ノートに使用者、使用威尼斯赌博游戏_澳门威尼斯赌场、使用状況などの必要事項を必ず記入する こと。
- PCから測定データを読み出す際には、センター備え付けのCD-Rを用いること。なお、記憶媒体のCD-Rは機器分析センター内の新品のものを使用すること。
- 装置に故障、その他の以上が認められた場合には、直ちに機器管理責任者まで報告すること。
- 消耗品(試料容器、基準物質)は、原則として使用者の研究室負担とする。
4. 使用者小委員会の構成
現在のところ設定していない。